「普通の電球と何が違うの?」「明るさや色合いは?」「どういう機能が必要?」「今の電球や蛍光灯を置き換えるだけでいいの?」など、LED電球・LED蛍光灯を選ぶ際のお悩みや疑問を解決できるのが選び方ガイドです。LED電球・LED蛍光灯選びに必要な基礎知識や用語をわかりやすくご紹介します!
一般電球タイプ
白熱電球に置き換え可能なLED電球です。
一般形、調光器対応を取り揃えております。
ボール電球タイプ
直径40mm、50mm、75mm、90mm、95mmを取り扱っています。
ミニクリプトン電球タイプ
廊下や階段、トイレ等のダウンライトなどの小型照明器具に。ランプを斜めに取り付ける器具専用のタイプ(パナソニック製)もございます。
ハロゲン電球タイプ
ロゲン電球に置き換え可能なLED電球です。
100Vタイプ(E11口金)、12Vタイプ(EZ10)、調光器対応モデルがあります。
ビームランプタイプ
ビームランプと同等のサイズ・形状なので、そのまま置き換えが可能です。
屋外使用可能な防滴タイプもございます。
シャンデリア球タイプ
従来のシャンデリア器具にそのまま使え、ランプ交換するだけで消費電力を 削減しCO2排出量を低減します。
口金はE12、E14、E17、E26の4種類ございます。
T形
電球形蛍光ランプ(D形)と同等のコンパクトサイズです。(外径40mm、全長109mm)。
電球形蛍光ランプ(D形)と同等の配光角約300度。
口金から選ぶ
今まで使っていた照明器具の電球(一般電球やボール電球、ミニクリプトン電球など)と、ほぼ同じ明るさが得られる全光束=光の量「ルーメン(lm)」を選びます。
※この他にも設定されたルーメン値の種類がありますが、ここでは代表的なものを掲載しています。
※ルーメンの数値が高いほど明るくなります。
※今後、技術の進歩により消費電力の低下が予想されるため、表の通り「ルーメン(lm)」表示に統一されました。
全方向が明るい
全方向が明るいタイプの光の広がり方
全方向が明るいタイプは、下方向が明るいタイプよりも白熱電球に近い光の広がり方なので、リビング・ダイニングのダウンライト、ペンダントやフロアスタンドにもおすすめです。
フロアスタンド
ダウンライト
ペンダント
※パッケージに「全方向に明るい」「光が広がる」「光を広げるレンズ付」の表記があるタイプです。
下方向が明るい
下方向が明るいタイプの光の広がり方
下方向が明るいタイプは、廊下・トイレ・洗面所などのダウンライトや絵画や写真を照らすスポットライトにおすすめです。
ダウンライト
スポットライト
「電球色相当」「昼白色相当」「昼光色相当」の3種類の色があります。寝室は電球色相当、リビングは昼白色相当にするなど、お好みでお選びください。電球色相当は暖かい感じに、昼白色相当は爽やかな感じになります。光の色はパッケージに表示されています。
電球色相当
電球に似た暖かみのある光です。
お部屋は、落ち着いた雰囲気になります。
昼白色相当
生き生きとした自然な光です。
お部屋は、自然な雰囲気になります。
昼光色相当
すがすがしい爽やかな光です。
お部屋は、クールで清々しい雰囲気になります。
メーカーにより、光の色のライトアップが異なります。
LEDとは、Light EmittingDiodeの略で、日本語では発光ダイオードのことを意味します。電気を流すと発光する半導体の一種で、1962年、ニック・ホロニアックにより発明されました。発明当時は赤色に発光するLEDのみでしたが、その後1960年代に赤色に加えて黄緑色LEDが開発され、早い段階から表示用光源として実用化されてきました。その後、1990年代に入り、青色LEDの開発、緑色の開発により光の三原色がそろうことで、白色LEDの開発やディスプレイのフルカラー化が現実のものになりました。
日本のメーカーによって青色LED、緑色LEDが開発されました。青色LEDの開発に比べて一般の注目度は低かったものの、1996年に白色LEDが開発され、それまで表示用が中心であったLEDが、一般照明用として使用用途が一気に拡大していきました。
白色LED光源は、紫外放射・赤外放射をほとんど含まないため、被照射物への負荷が少ないという特性を持っています。低温で発光効率が低下せず、衝撃・振動に強く、調色・調光・点滅が容易といった利点を生かして、現在、LEDはLED電球などLED照明の関連製品が数多く販売されています。LED照明製品は、消費電力が少なく長寿命であることから、これまでの白熱灯、蛍光灯から、照明の主役の座を奪うだろうと言われています。
電球タイプ
電球のように丸い形状をしたLEDです。既存の電球と交換する場合、似た形状の製品を選びましょう。とくに重要なのは、「口金」というソケット(取り付け金具)です。なぜなら、口金のサイズが同じでなければ装着できないからです。
蛍光灯タイプ
蛍光灯のように細長い管の形状をしたLEDです。蛍光灯タイプの場合はG13型という口金を使っています。ただし、蛍光灯を丸めた形状の場合は、G10q型またはナツメ球を取り外したE12型に接続することもあります。
LED照明の消費電力は、ほぼ同じ明るさになる一般電球やミニクリプトン電球の照明器具と比べて、約1/5~1/8と、とっても省エネ。点灯時間の長いリビングのダウンライトや屋外の玄関灯、ガーデンライトなどにおすすめです。
リビングのシーリングライト
屋外のガーデンライト
※LEDは代表的な照明器具・ランプで消費電力の比較をいています。
LEDの寿命は約40,000時間と、非常に長寿命。ランプ交換の面倒な天井のシーリングライトやシャンデリア、廊下や寝室の足下灯、階段のブラケットなどにおすすめです。
リビングのシーリングライト
廊下の足下灯
※LEDの長寿命は、ランプ電力等によって異なります。電圧や点滅等の使用条件によってばらつきがあります。
LED照明は1つの照明器具で、光の色と明るさをお好みに合わせて変えられる(調光・調色)タイプもあります。生活シーンや用途に合わせて調色・調光したい場所、例えばリビングのシーリングライトにおすすめです。
くつろぎ感と落ち着きをもたらす温かみのある色温度のあかり。
さわやかさと温かみを併せ持った心地よい色温度のあかり。
日中のような、活動的で、明るくさわやかな色温度のあかり。
リモコンやお手持ちのスマートフォンで明るさや色を自由に調節できるタイプなど様々あります。
LED照明は、頻繁にスイッチをON/OFFしても寿命にほとんど影響がありません。また、スイッチONですぐに明るくなります。短い時間でON/OFFを繰り返す頻度が高く、すぐに明るさのほしい場所、例えばトイレ・洗面所・廊下のダウンライト、玄関灯などにおすすめです。
玄関灯
洗面所のダウンライト
LED照明の光は、熱や紫外線をほとんど含みません。絵画や写真を照らしても色あせしにくくなります。たとえばスポットライト、飾り棚のダウンライトなどにおすすめです。
絵画やを照らすスポットライト
飾り棚のダウンライト
LED照明の光は、蛍光ランプと比べると虫が集まりにくくなります。屋外のガーデンライトやブラケット、カバー内に虫が入ると取りにくいリビングやダイニングのシーリングライト、ダウンライトなどにおすすめです。
屋外のガーデンライトやブラケット
パナソニック(Panasonic)
誰もが知っている大手家電メーカー。LED照明も豊富に取り揃える業界最大手
LED電球の最大手メーカーで、さまざまなタイプのLED電球をラインアップ。人感センサーや光色切り替えなど、便利機能を備えた高性能モデルが充実しています。ダウンライトに装着できる装飾パネル付きの「デコルミナ」も人気です。
電材堂
価格、品質のバランスがとても良い。根強いファンが多い自社ブランド商品。
自社ブランド商品(PB商品)で価格と品質のバランスが良く、コストパフォーマンスが高い。
お買い求めやすい価格にもかかわらず、大手メーカーの商品スペックとさほど変わらない、クオリティを実現。
三菱
高い技術力で明かりを周囲に提供するメーカー
三菱電機のLED照明シリーズ「MILIE(ミライエ)」。 環境に配慮しつつ、空間の心地よさ(EMOTION)と技術革新による進化(EVOLUTION)を追求し、高い品質で商品を提供し続け人気があります。
東芝(TOSHIBA)
豊富な商品ラインナップで業界になくてはならないパイオニア
日本で初めて白熱電球を実用化した電球業界を代表するパイオニア企業。LED電球では高いシェアを獲得し、豊富なラインアップを展開。コスパも高く、売れ筋ランキング1位(2018年6月28日時点)の「E-CORE LDA8L-G」などが人気となっています。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
後発メーカーながらコスパの良さで今では業界を代表するメーカー
LED電球には2010年に参入した後発メーカーながらも、一気にシェアを拡大した仙台の企業。抑えた価格のわりに高いパフォーマンスを誇る製品を数多く揃えているのが特徴です。ユーザーからの評判もよく、レビューも多くあがっています。
日立(HITACHI)
ユーザーの満足度が高く、品質が高いメーカー
手堅い国内メーカー。新製品を積極的に投入するわけではありませんが、定番の製品をしっかりとラインアップしています。売れ筋ランキングにはあまり顔を出しませんが、満足度ランキングではよく見かけるため、製品の質と完成度が高いといえます。
岩崎電気
商業施設を扱う中で代表されるメーカー
街や公園などあらゆる生活シーンに明かりを提供しているメーカーです。LED器具は高天井照明から投光器など施設照明では数多くの照明器具を取り揃えています。
三菱ケミカルメディア
安さは随一、抜群のコスパで勝負
とにかく安さに定評のある国内メーカー。同じ明るさの製品同士で比べた場合、トップクラスのコストパフォーマンスを発揮します。LEDラインナップも各種類そろっておりますので、価格重視の人には最適なメーカーでしょう。