食器用洗剤で落ちにくい鍋の灰汁(アク)汚れ
ラーメン、そば、うどんなどの麺類、山菜などアクの強いものを鍋やゆで釜で茹でると、洗っても灰色の汚れがこびりついて落ちないケースがあります。
これはいわゆる灰汁(アク)が鍋の内側にこびりついた状態で、食器用洗剤を使ったりゴシゴシ力を入れて洗ったりしても落ちづらい汚れです。
もともとアクの主成分は、煮込み中に溶け出したタンパク質。タンパク質は水に溶けにくく、洗剤の成分では十分に分解しにくいことがあります。
また、ペクチンや糖分を多く含む野菜や果物は、アクが出やすく水や一般的な洗剤では除去しにくいという特徴があります。
さらにアク汚れを放置して鍋の表面にこびりつくと、しばしば焦げ付きのように固まります。この状態になると、洗剤だけでは除去しきれないので、特に高温で長時間煮込んだ場合などはすぐにアク汚れを落とすべきです。
そして食器用洗剤は主に脂肪や油を分解するために作られており、水溶性である灰汁のような固形物やタンパク質の汚れには特化していません。
なお、鍋の表面が粗い場合や、鍋に傷がついていると、灰汁が表面に入り込んでしまい、洗剤での洗浄が難しくなるので注意しましょう。
こびりついた鍋の灰汁(アク)汚れを落とす方法
重曹や酢は、灰汁の成分を中和したり、反応させて浮き上がらせるのに効果的です。
これらを水と混ぜて煮立たせると、こびりついた灰汁が取れやすくなります。
また、アクだけでなく焦げ付きもひどい場合は、たわしやブラシでしっかりと擦る必要があります。
重曹を使う方法
鍋に水を入れ、重曹を少量(大さじ1程度)加えます。
鍋を中火で温め、沸騰させます。
沸騰したら火を止め、しばらく放置します。重曹が灰汁を浮かせてくれます。
冷めたら、スポンジやたわしでこすり落とします。
酢を使う方法
鍋に水と酢を1:1の割合で入れます。
中火で煮立たせ、酢の酸で灰汁が浮き上がるのを待ちます。
少し冷ましてから、スポンジでこすります。
塩を使う方法
鍋に水を入れ、大さじ2〜3の塩を加えます。
中火で煮立たせ、塩の力で灰汁が落ちやすくなります。
煮立たせた後、冷めてからスポンジでこすり取ります。
それでも落ちない場合はアク専用除去剤「ゆで麺一発」がおすすめ
ゆで麺一発は、うどん、そば、中華めん等のゆで釜に付着するアクを強力洗浄するゆで麺釜専用洗浄剤です。
デンプン、タンパク、カンスイ、カルキなどの除去に高い効果を発揮し、こすってもなかなか落ちない鍋や麺釜のまわりやカゴ、食器洗浄機内にできるスケール汚れを強力分解除去します。
麺釜のまわりや食洗機まわりにたまった水垢の除去にも役立つほか、安全性が高いため、中和剤なども必要ありません。
【仕様】
●商品名:ゆで麺一発
●型番:YMK2L
●JANコード:4966307442386
●成分:高級アルコール剤、界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、リン酸、クエン酸、スケール分解剤
●本体寸法:約W145×H220×D90mm
●入数(インナー/マスター):1/4
●内容量:2kg
●液性:酸性タイプ まぜるな危険
【用途】
●麺釜内に付着するスケール(水垢)を強力除去
●ゆで麺器の2つの汚れに効果あり。
●様々な麺の汚れ(パスタ、ラーメン、そば、うどんなど和洋中いずれの麺のゆで麺器)にも対応。
【使用方法】
使用量の目安:水1Lに対して50g
(1)洗浄機の洗浄タンクに8分目程のお湯を入れる。
(2)洗浄タンク容量の5%の原液をタンク内に入れて、さらに満水にする。
(3)洗浄供給装置の電源を切り、洗浄機を20~30分程運転する。
※かごなども一緒に浸け置き洗いできます。
(4)洗浄水を排水し再度かご、麺釜まわりをキレイにすすいでください。
●デンプン、タンパク、カンスイ、カルキなどの除去に高い効果を発揮します。
●こすってもなかなか落ちない麺釜のまわりやカゴ、食器洗浄機内にできるスケール汚れを強力分解除去します。
●安全性も高い為、中和剤などもいりません。
●麺釜のまわり、食洗機まわりにたまった水垢も強力分解。
〈使用上のご注意・安全対策事項〉
・取り扱い時には必ずゴム手袋、マスク、ゴーグルを装着し適切な保護服を必ず着用する。
・万一飲み込んだり又は目に入ったりした場合には応急処置を行い必ず医師の診断を受ける。
・用途外に使用しない。
・栓を開けるとき液剤が飛び出すおそれがある。
・他の薬剤とは絶対に混ぜない。
・他の容器に移し替えて使用しない。
・使い終わった容器はよく洗ってから処理をする。
・体調の悪い時は使わない。粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと、吸入を避けること。
【保管】直射日光の当たる所又は高温の所に置かない。子供の手が届くところに置かない。換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。
【廃棄】破棄の際は内容物・容器を、関連法規ならびに地方自治体の基準に従い処理すること。
≪配合禁忌≫
※製品は洗浄効果を保証するものではありません。
他の薬剤とは絶対に配合しない事。
●目に入った時:すぐに流水で15分以上洗い流し、必ず直後に眼科医に相談してください。そのまま放置すると失明のおそれがあります。
●飲み込んだ時:吐かせず、すぐに口をすすぎ、コップ1~2杯の水、あるいは牛乳を飲ませ、医師に相談してください。
●皮膚についた時:すぐにぬめり感がなくなるまで流水で洗い流してください。異常がある場合は皮膚科医に相談してください。
●使用中、目にしみたり、せきこんだり、気分が悪くなった時は、使用をやめて
その場を離れ洗顔、うがい等をしてください。
※いずれの場合も、医師の受診時は商品を持参してください。